空きっ腹に海苔

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カレー、風にあざみ

TOP|新宿紀伊國屋書店ビル地下1階、元祖サラサラカレーのお店 モンスナック スープカレーのような、という謳い文句のようにいわゆる北海道名物スープカレー的なものとは違う。しかし見た目以上にしゃばい感じが、一瞬あれっと思うものの食べ進めていくうち…

色への憧れが静かに漲った

麺飯食堂なかじまの中島和仁(@55nakag)さん | Twitter 妙に色気のある風情というのが料理にもあると思う。 技巧を凝らして繊細な盛り付けがされているとか、これ見よがしな火入れのグラデーションとかでなく、うどんやラーメンのなんてことのない一杯が妙に…

渇望への羨望

ワインホール神田小西 神田の本格的ワインホール|ワインホール神田小西 ロックバンドの最小構成を3ピースという。大所帯バンドのお祭り感も嫌いではないが最小限の音の構成だけで客を酔わせるロックほど緊張感と色気のある存在はいないという気持ちは強い…

目を閉じて味わうな

東京都庁食堂 http://www.yokoso.metro.tokyo.jp/page/shisetsu.htm 勝手に立ててはいけない建物というのはいくつかあると思うが都庁などはその最たるものだろうか。 引っ越して4年ほどしてやっと住民票を移した都民としても、なかなか都庁までやってくる機…

手に負えない記憶の罠

ラーメン 萬馬軒 (新宿)http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13192506/新宿二丁目の交差点、歩道にはみ出すように出ていた様子と呼び込みのおじさんの独特のテンションに惹かれて入ってみた。味噌ラーメンにバターをトッピング。味噌ラーメンは大抵野…

塩梅チキンレース

http://www.bistro-shin.net/ビストロシン(目黒)約1年ぶりにビストロシン。いつ来ても圧倒されるメニュー数と人気だ。18時半に来てすでに2席しかない(しかもそのうち1席は皿2枚分くらいのスペース)。他の席だって決して広いといえるようなものじゃない。…

入り口が二つある宇宙

https://www.facebook.com/tonkatsuaoki (とんかつ檍 蒲田) 天候によって同じものでも味わいが変わるように感じることは楽しみの一つである。たとえ室内でのことであっても、味わいの違いを感じる。 晴雨の違いでおおきいところは、湿度の高低で香りが鼻に…

空腹の表面張力

フランス料理店 コンコンブル | Concombre空腹でお腹が痛いという感覚を長らく味わっていない。あの感覚に陥るたびに、いつも胃袋が「逆表面張力」的な状態になっていることを想像していた。ごくごく感覚的に。コップのふちでぱんぱんに張った水面がぷつんと…

上あごの味覚(湧水 調布)

熱々のたこやきや揚げ物、鍋の具。ひとおもいに口に入れ、上あごの皮がめくれた経験がある方も多かろうと存じる。めくれた皮の下を、その時見ることは多くままならない。なぜなら目の前にはおいしそうに湯気を上げている食べ物があり、やけども恐れずに口を…

やがて気持ちに巣食うもの

ある時期そういう仕事を通じて感じたこと。本来入ってなくても良い添加物を入れた調味料、レトルト食品、冷凍食品、惣菜もろもろを味見していると、味を感じとろうという気がなくなってくる。ビジネスホテルの朝食ビュッフェの「これ本当にコーンスープ?」…

欲張らない東京(尾張屋 浅草)

東京に来たての頃、自分はマクドナルドのセットが東京では1000円位すると思っていた。財布の中身確認してから六本木のマクドナルドに足を踏み入れたのはいい思い出。結局マクドナルドの価格が著しく東京価格だといったそんなことなかったけれど、やはり関西…

希望を持たずに絶望は理解できない(IVOホームズパスタ 新宿)

新宿伊勢丹やマルイ各店は、セールのお知らせと同じように、さらに目立つように、その外壁に新宿駅の方向を掲出するということはできないものか。夜来るといつも道に迷うこの界隈、昼に来てもやはり迷う。よほど私は新宿〜新宿三丁目方面と相性がよくない。…

コルクと液面のすき間は異国の空気

職人の仕事は機械やコンピュータにとってかわられる。料理もまたしかり。ましてアルバイトスタッフに技術を教えこむなんて以ての外。誰がみてもわかるマニュアルを作ることのほうが大事だろうと。 本当かそうでないかという議論を呼ぶ話の一つ。私はアルバイ…

串とめどなく酒を吸う

最後の一皿を決めるときの葛藤がクライマックス。回転寿司と串カツには、そんな幕引きの美学があると信じて止まない。学生時代から大好きな新梅田食道街。そこにいるだけでむずむずと心が小躍りしそうな場所の一つ。一角の松葉へ初訪問。 めっきり東京でも串…

背後の酒粕

ふと振り返ると、男性は両手いっぱいの酒粕を客に振る舞っていた。 まだ三が日も明けない頃、こんなタイミングでおいしい刺し身など食べられないことはわかっていたけれどもどうしても魚をたらふく食べて帰りたかった一行は、吉祥寺でこちらのお店へ。 香り…

土のない地面のうえで食べる野菜(AW kitchen TOKYO 新丸ビル店)

マルビルにあるタワーレコードには本当によく通った。まだ当時できたばかりの1階のスタバでコーヒーをもって階段の上にあるテラスに座ればもう都会人気分。苦く、牛乳が喉にざらつくスターバックスラテを飲みながら、これが本場のコーヒーの味なんやでなど…

霧の向こうで落ちる滝(霧降高原 山のレストラン)

日光駅前で餃子コロッケ食べてる場合じゃない。 この日はせっかくの紅葉シーズンでしたが雲行き怪しげななか、日光をレンタカーでさまよい走っていた次第。どうやら高原に向かって行くとレストランがあるとか何とかって言うんでたどり着くこと駅から20分ほど…

目と目が合い、彼は手を止めた(刀削麺荘五反田店)

宙を舞う麺、その先には煮え立つ湯。ジャニーズの人がテレビで練習していたのを見て刀削麺が食べたくなっていたこの冬、五反田の街角のこちらへ訪問。しかしながら最近の自動券売機は本当に美しい。画面で見る料理がビビッドすぎて、料理名とその説明だけか…

レバーと私の遠い夜明け(もつ焼き 沼田)

幼いころのレバーの記憶。含むと口いっぱいに広がる臭気、ざらざらぼそぼそとした舌触り。唾液に溶け込んで口のすみずみに泥様となって広がったそれを飲み込む。頬の裏に残る独特のテクスチャーは、時間とともに細胞レベルで膨張しているようにすら感じる。…