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希望を持たずに絶望は理解できない(IVOホームズパスタ 新宿)

新宿伊勢丹やマルイ各店は、セールのお知らせと同じように、さらに目立つように、その外壁に新宿駅の方向を掲出するということはできないものか。夜来るといつも道に迷うこの界隈、昼に来てもやはり迷う。よほど私は新宿〜新宿三丁目方面と相性がよくない。…

コルクと液面のすき間は異国の空気

職人の仕事は機械やコンピュータにとってかわられる。料理もまたしかり。ましてアルバイトスタッフに技術を教えこむなんて以ての外。誰がみてもわかるマニュアルを作ることのほうが大事だろうと。 本当かそうでないかという議論を呼ぶ話の一つ。私はアルバイ…

串とめどなく酒を吸う

最後の一皿を決めるときの葛藤がクライマックス。回転寿司と串カツには、そんな幕引きの美学があると信じて止まない。学生時代から大好きな新梅田食道街。そこにいるだけでむずむずと心が小躍りしそうな場所の一つ。一角の松葉へ初訪問。 めっきり東京でも串…

背後の酒粕

ふと振り返ると、男性は両手いっぱいの酒粕を客に振る舞っていた。 まだ三が日も明けない頃、こんなタイミングでおいしい刺し身など食べられないことはわかっていたけれどもどうしても魚をたらふく食べて帰りたかった一行は、吉祥寺でこちらのお店へ。 香り…

土のない地面のうえで食べる野菜(AW kitchen TOKYO 新丸ビル店)

マルビルにあるタワーレコードには本当によく通った。まだ当時できたばかりの1階のスタバでコーヒーをもって階段の上にあるテラスに座ればもう都会人気分。苦く、牛乳が喉にざらつくスターバックスラテを飲みながら、これが本場のコーヒーの味なんやでなど…

霧の向こうで落ちる滝(霧降高原 山のレストラン)

日光駅前で餃子コロッケ食べてる場合じゃない。 この日はせっかくの紅葉シーズンでしたが雲行き怪しげななか、日光をレンタカーでさまよい走っていた次第。どうやら高原に向かって行くとレストランがあるとか何とかって言うんでたどり着くこと駅から20分ほど…

目と目が合い、彼は手を止めた(刀削麺荘五反田店)

宙を舞う麺、その先には煮え立つ湯。ジャニーズの人がテレビで練習していたのを見て刀削麺が食べたくなっていたこの冬、五反田の街角のこちらへ訪問。しかしながら最近の自動券売機は本当に美しい。画面で見る料理がビビッドすぎて、料理名とその説明だけか…

レバーと私の遠い夜明け(もつ焼き 沼田)

幼いころのレバーの記憶。含むと口いっぱいに広がる臭気、ざらざらぼそぼそとした舌触り。唾液に溶け込んで口のすみずみに泥様となって広がったそれを飲み込む。頬の裏に残る独特のテクスチャーは、時間とともに細胞レベルで膨張しているようにすら感じる。…