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コルクと液面のすき間は異国の空気

職人の仕事は機械やコンピュータにとってかわられる。料理もまたしかり。ましてアルバイトスタッフに技術を教えこむなんて以ての外。誰がみてもわかるマニュアルを作ることのほうが大事だろうと。

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本当かそうでないかという議論を呼ぶ話の一つ。私はアルバイト時代に教えを受けた先輩たちのことを印象強く覚えているし、今も憧れをもって思い出す。マニュアル化すればいいような不合理なことも当然あったと思うがそのおかげで、アルバイトでありながら10年以上後の今に活かせている感覚を養うことができた。

 

積極的に教えを授ける人間を減らした現場でもし自分がアルバイトをしていたらその仕事に自分は何を感じて取り組んでいたのだろうか。この日は町田に住む友人に相談事があり出向いた次第。駅前につらなるワインバルやビストロ、浜焼き居酒屋などを見ていると、都心に分布する人気業態を駅前一箇所にあつめたような印象。流行のジャンルというものは遠心分離的に郊外にあらわれてくるものだなあと実感。その中でも友人おすすめのイタリアンを案内してもらい着席。

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路地に面したカウンター、そこからみえるピザ窯がなんともおしゃれ。店名にはトラットリアとはあるものの、生ハムはスペイン産を置くなど、なかなかおいしいとこ取りな感じ。

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ピザは薪木で加熱するタイプのようで、時折店内に木の焼ける懐かしい匂い。

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さすがの看板メニュー。そして何より、生地をのしてから焼き上げるまでのスピード感が、見ているだけで楽しい。なんでも、ピザを焼けるのは店内でも2人のスタッフにしか認められていないらしい。人から人へ何かを伝えることには確かに不合理がたくさんあろうが技術を移動させるだけに終わらないのが人間の面白いところじゃないかと感じた。

https://www.facebook.com/trattoria.dai