空きっ腹に海苔

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入り口が二つある宇宙

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天候によって同じものでも味わいが変わるように感じることは楽しみの一つである。たとえ室内でのことであっても、味わいの違いを感じる。

晴雨の違いでおおきいところは、湿度の高低で香りが鼻に届く時間が違うところだと思う。からっと晴れた日、乾燥した日のほうが、口に入れた瞬間の香りの力が強いが、雨降りのときは、食卓に料理が置かれるまでの間に漂ってくる香りですでにじゅうぶんその風味を味わっていることが多い。

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晴れた日のほうが料理の香りの跳ねている感触を楽しめるので、乾いた歯ごたえや素早い香りがたちやすい食材をあわせてみる。ごまの歯ごたえや、カラシのつんとした刺激、しゃきしゃきの葉野菜は正にふさわしい。

雨の日、湿った日は、口の中に尾をひくような舌触り、香り、味のある食材がいい。根菜のじんわりとした滋味、ハーブを複雑に使った肉や魚のグリル、たこやいかのような淡白ながら旨味のあるものはこういう日ほどその味をじっくり楽しめるだろう。

食後感の余韻の長さがそれぞれに違うこともまた楽しい。外食だと食後に表へ出た時に感じる、外の空気の違いを味わう。

 

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プロの料理人というのは、味付けと盛り付けだけでなく、こういった一日一日の違いにあわせて食材や味の濃さなど微妙に変えるのではないかと思う。そこまでお店に求めなくとも、普段こういう違いについて考えながら食事をしているだけでも自分は楽しい。しかしながら、そういうプロの料理をやはりたまにはお金を出して食べにいきたい。