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色への憧れが静かに漲った

麺飯食堂なかじまの中島和仁(@55nakag)さん | Twitter

妙に色気のある風情というのが料理にもあると思う。

技巧を凝らして繊細な盛り付けがされているとか、これ見よがしな火入れのグラデーションとかでなく、うどんやラーメンのなんてことのない一杯が妙に色気に満ちているという感覚をこれは指している。

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特段に露出の高い服というわけでもグラマーな体型というわけでもないのに妙に艶っぽさを感じさせる方とまれにお目にかかれることがある。この熟成塩ラーメンは、今日びのメインストリームな一杯ではあまりお見受けしない「わかめ」がトッピングされていた。白いスープはホタテ系の旨味に乳脂っぽいコクがあわさった懐かしい味わい。

連れが注文した広東麺とやらにはなんとも深い茶色と渋みがあった。

 

塩気だけが立っているのではなく、奥行きがあるからそそられるのかもしれない。

人にたとえる話にもどると、視覚的な刺激だけがある方よりも、立ち居振る舞いシルエットのバランス肌の質感など深くお付き合いして掘り起こしたくなるような何かを感じさせる人は艶っぽいのではないかというのをラーメンを通じて考えたのであった。