正午過ぎ、戦場の果て

亜寿加 渋谷

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折しも12月の寒波が吹きすさぶ都心、辛いものと脂っこいものは寒冷地の郷土料理として発展してきた歴史があるといえどパーコー麺を担々麺と合わせてしまったこの一杯がもたらす熱気がもたらす汗で湯冷めするほどかもしれない。揚げたての天ぷらが乗ったそばやタンメンなどもそうだが熱々の具が汁麺に乗せられた一品ほど麺と具のバランスに苦慮するものはない。麺が伸びるのも嫌だし、具が冷めるのも嫌。一刻も早くとおたがいを頬張ると今度は熱すぎて味がわからない。挙句汗だくになり、汗だくになった自分を恥じて更に汗が吹き出だし、猫舌は悲鳴を上げ、空腹とは何を求める状態であったのかと繰り返す自問。何のために金を支払って食べるという行為をしているかわからなくなる。せめて猫舌でなければよかったのに、とも思うが猫舌というものは実際は存在しないという言説を思い出したりもして事態は混乱を極める。このパーコー担々麺、スープは思いの外あっさりとしているが塩気がパワフル。パーコーは見た目薄いがスパイスの存在感がありスープのホットさに華やかさを添える。パーコーとはこの手の麺の場合だいたい薄切りの豚肉にカレー風味の味付けをして衣揚げしたものである。肉の万世で食べられるパーコー麺を食べると、豚肉自体の風味の良さを感じるのでそちらもおすすめ。