口を肥やして腹を肥やさず

 

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食べたくても絶対食べられないもの。自分は10代にスポーツをやっていなかったので、朝から晩まで部活等々で体を酷使してやっとありつくご飯の美味しさは、想像するだけで味わえない。部活中に何度も空腹をこらえながら時間が過ぎるのを待ち、学校を出てようやく帰宅して食卓に座って口にした一口目はきっと唸るほどうまいに違いないと思う。だが今やその頃の肉体でもないし、その年代が勤しむようなスケジュールで運動ができるわけでもないので、これは実質食べたくても絶対食べられないものである。就職して以来初めて大学の学生食堂に来てそんなことを考えていた。5個入りと7個入りを選べる唐揚げ丼はその差額わずか50円、これこそ正に学食ならではの価格感である。しかし価格とは裏腹にそのクオリティは、揚げ置きの冷め気味温度でありながらクリスピーな衣にもも肉のジューシーさを併せ持つ味わいで、記憶にあった学食クオリティを大きく凌いでいるのだった。それにしても、人生ではもう二度と味わえない食事が思い浮かべれば無数にある。今食べられるものを真面目にすこしでもおいしく食べられるように考えることは人生の後悔を少なくするコツの一つかと存じ得る。

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