ナイアガラに焼け石

f:id:tomofumi1981:20170407232945j:plain

f:id:tomofumi1981:20170325163010j:plain

f:id:tomofumi1981:20170329213417j:plain

「無いよりはマシだけど明らかに足りない」状態ほど質の悪いものはない。しかしながら注意していてもこれに出くわすこと、または自らがこれに陥ることがままある。

塩気の足りない焼き鳥、中途半端に砂糖を入れたコーヒー、カツオや昆布をケチったダシ、等々、どれもこれも「水っぽさ」が最初にやってきて、がっかりする。水を飲んでも水っぽいと思うことはないのに、素材に中途半端に味がつくと途端に、後味の悪さを感じるのが不思議である。自説はこうである。塩気や甘みは、たとえ足りてなくても食べ物の匂いには影響しない。たいてい調理直後の料理はおいしそうな匂いがしているものである。これに鼻が反応して、だいたいこれくらいの味だろうという予想を立てて唾液を口に溜め込む。一口目、足りない塩気や甘みは唾液に圧倒され押し流される。味のない素材と、余った唾液が口に残る。→水っぽい というからくりである。

多少は脳が情報を補完しようとコンマ数秒くらいはがんばるだろうが、体は正直というから、ここはたとえがんばって自分が披露した食事だろうと認めなければならないときは認めねば男は立たないだろう。味付けはチキンレースなんである。